今日は、2024年から始まる新しい少額投資非課税制度(NISA)についてお話ししたいと思います。
皆さんは、新NISAについてご存知でしょうか? 新NISAとは、従来のNISAに代わって導入される制度で、毎年最大40万円までの投資に対して、20年間、配当や譲渡益の税金がかからないというものです。 新NISAのメリットは、何といっても複利効果です。
複利効果とは、投資したお金に利息や配当がついて増えた分を再投資して、さらに利息や配当がついて増えるという、お金が雪だるま式に増える現象のことです。
例えば、毎年40万円を新NISAで投資し、年率5%の利回りで運用した場合、20年後には約1700万円になります。 これは、税金がかかる場合に比べて約300万円も多い金額です。 つまり、新NISAを利用すれば、税金分だけお得に資産形成ができるということです。 では、新NISAでどのような投資をすればいいのでしょうか?
私のおすすめは、インデックスファンドです。 インデックスファンドとは、日経平均やTOPIXなどの株価指数に連動するように運用される投資信託のことです。 インデックスファンドのメリットは、手数料が安く、分散投資ができることです。 手数料が安いということは、運用コストが低いということで、長期的には利益に直結します。 分散投資とは、一つの銘柄に偏らずに、多くの銘柄に投資することで、リスクを分散することです。
分散投資をすることで、個別の銘柄の値動きに左右されずに、市場全体の動きに沿って資産を増やすことができます。
インデックスファンドは、日本だけでなく、米国や欧州などの海外の市場にも投資できます。 海外の市場に投資することで、日本の市場とは異なる動きをする資産を持つことができ、さらに分散効果を高めることができます。 また、海外の市場は、日本の市場よりも成長が期待できる場合が多いので、より高い利回りを狙うことができます。 ただし、海外の市場に投資する場合は、為替の影響に注意する必要があります。 円安になると、海外の資産の価値が円換算で上がりますが、円高になると、逆に下がります。 為替の変動によるリスクを軽減するためには、ヘッジという手法を使うことができます。 ヘッジとは、為替の変動に対して逆の方向に動く資産を持つことで、損失を相殺することです。 例えば、米国の株式に投資する場合、円高になると損失が出ますが、円高になると値上がりする円建ての債券を持つことで、損失を減らすことができます。 ヘッジをすると、為替の変動による利益も減りますが、安定した運用ができるというメリットがあります。
インデックスファンドには、ヘッジありとヘッジなしのものがありますので、自分のリスク許容度に合わせて選ぶことができます。
以上、私がおすすめする新NISAでの資産形成の方法についてお話ししました。 新NISAは、複利効果を最大限に活かすことができる制度です。 インデックスファンドを使って、手数料を抑えて分散投資をすることで、長期的に安定した資産形成ができると思います。 新NISAは、2024年から始まりますが、申し込みは2023年10月から始まります。
皆さんも、この機会に新NISAにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?